ルネサンス時代に、フィレンツェの南東約30キロにあるアレッツォで見つかり、メディチ家のトスカーナ大公コジモ1世が所有することになった、古代ギリシアの青銅像です。戦いの女神アテナはイタリア語でミネルウァと呼ぶので、通称「アレッツォのミネルウァ」と呼ばれています。
8年間におよぶ修復作業がようやく完了し、アレッツォで2009年4月までお披露目の展覧会が行われていました。この修復によって、ギリシア時代の紀元前3世紀に制作されたオリジナル作品であることが証明されたため、オリジナルのギリシア彫刻のすばらしさを見ようとヨーロッパ中から美術愛好者がアレッツォにおし寄せています。
本作品は、今年、イタリア共和国大統領が来日することに伴い、特別に本展への出品が決定しました。イタリア共和国大統領の来日という出来事がなければけっして実現することのない、きわめて貴重な作品です。 |